雨の日の気になる存在

その日は朝からあいにくの雨で、とても気温が下がっていて、
体に染み込んでくる寒さに、家でゆっくり過ごそうと決めていました。

コーヒーを入れて、ゆっくり飲んでいると、外から猫の甲高い鳴き声がしていました。
声の感じから、小さな子猫のイメージでした。

ベランダに出て、声のする方を見てみましたが、見当たらずに部屋に入りました。
数時間しても、猫の声は止むことがありません。
あまりにずっと鳴いているし、気温も低く雨だったので、とても心配になってしまいました。

アパートの外に出て、猫の声のする方を探してみるも、猫は見つかりませんでした。
部屋に戻ってしばらくすると、鳴き声は止みました。
数十分後、また鳴き声がして、部屋の窓から外を覗くと、近所の人が猫に何かあげていました。
その姿を見て、安心しました。けれど、鳴き声は、数十分おきにするのです。

時々、心配になって探すのですが、猫は見つかりません。日が暮れるまで、猫の鳴き声はしばらく聞こえました。
私には、猫を探す能力がないのか、その猫と縁がないのか、出会うことができませんでした。

その日は、猫との不思議な一日になりました。また鳴き声がしたら、今度は出会えるように、根気よく探したい
ですが、なつかれても飼えないので、姿だけでも傍でみたいなと、希望をもってまたの機会を待ちたいと思います。



Comments are Closed